江戸川学園取手小学校

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【5年国語】生成AIを活用して詩のイメージを形に

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【5年国語】生成AIを活用して詩のイメージを形に

【5年国語】生成AIを活用して詩のイメージを形にする
本日は、5年生の国語の授業で行ったICT活用についてご紹介します。
今回の授業では、詩を読み、そのイメージを生成AIを使って具体的な形にするという活動を行いました。

本校では、Microsoftアカウントを子供達一人ひとりが所持しており、セキュリティや使いやすさの観点から生成AIとして、Mincrosoft「Copilot」を使用して授業を行っています。
詩を読んで感じたことを共有
授業の最初は、「かぼちゃのつるが」「われは草なり」の詩を音読し、その詩から感じた印象や使われている表現技法、その効果についてみんなで話し合いました。強調されている言葉や受けるイメージなどを共有し、子供達の知識や読みを深めていきました。
生成AIを使ってイメージを形にする
 そして、授業で読み取った内容をもとに、生成AIを使って詩から感じたイメージを形にする活動に取り組みました。
児童たちは、自分の思い描いたイメージをAIに伝えるための「プロンプト」を考えました。このプロンプトは、AIに画像を生成させるための指示文です。
最初に出したプロンプトから生成された画像を見て、「もっとこうしたい」「色合いを変えたい」など、どんどん改善を加えながら、理想のイメージに近づけていきました。
 AIを使って詩のイメージを形にすることで、児童は自分の想像力を視覚的に表現する新たな方法を学びました。単なる文章の理解にとどまらず、そこからどのようなビジュアルが生まれるかを考えることで、創造性がより深く刺激されます。
 また、AIに指示を与える「プロンプト」を考える過程で、児童たちは「どのような言葉を使えば自分のイメージに近づくか」を試行錯誤します。この反復的な改善の過程は、批判的思考や問題解決能力を養う良い機会となります。
  • 生成した画像とプロンプトの例
完成した画像とそれぞれが考えたプロンプトは、Padletを使ってクラス全体で共有しました。他の児童の作品を見ることで、新たな発見やインスピレーションを得ることができ、さらに創造力を膨らませる機会となりました。
生成AIの活用方法と注意点を学ぶ
この授業に先立ち、生成AIを使用する際の注意事項も学んでいます。
個人情報を入力しないことや、自分のオリジナルの作品として扱ってはいけないこと、著作権に配慮することや、大人と一緒に活用することなど、小学生が正しく生成AIと付き合っていけるように必要なルールも確認しました。

生成AIについて正しい知識を持って、注意して使いこなしていくことがこれからの社会において非常に重要ととらえています。
子ども達の振り返り
この学習を終えて、子ども達から寄せられた振り返りです。
「生成AIを使用することで、自分とは違う考えや視点を見つけることができた。」

「ちゃんと自分が想像していることを文字にして打たなければならなかったので似ているものが見つかるまで少し大変だった。」

「創意工夫を鍛えられるだけでなく、文章能力を鍛えられると思いました。生成AIで物語文の場面などを作れたら良いと思います。」

「詩を表すのはもちろん、他にも、物語を表したり、もし、文章だけの説明文に画像を入れるなら?って感じをやってみたい。」

「どうしたら伝わるかを工夫して伝えなければならないので普段の会話よりも詳しくすることが大切だと思った。」

「AIを使うと自分よりいい考えも出してくれる時もあるからすごく便利。だけどそれを悪いことじゃなくていいことに活用する(勝手に自分のものにしない)」

「今回の授業では、自分の頭の中で想像しているイメージを言葉で表すということは難しいと感じましたが言葉で表すことができるようになったと思います」

などと感想が寄せられており、今回の学習で得た学びは大きかったのがうかがえました。
まとめ
 今回は、「生成AIを活用して詩のイメージを形にする」というICT活用の授業を紹介しました。

 現代社会では、AIやデジタルツールの理解と活用能力が非常に重要です。生成AIの使い方を学ぶことで、児童は将来のデジタル社会での情報活用スキルを身につけ、AIを活用する際の倫理的な問題についても考える力が育まれます。

 本校では、ICTリテラシーや情報モラルの醸成と並行しつつ、積極的にICT活用を行っていきます。

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