江戸川学園取手小学校

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「心ひらかれる話」~校長室から18~

みなさんは、「金子みすず」という詩人を知っていますか。『若き童謡詩人』と呼ばれ、大正時代末期から昭和初期にかけて、たくさんの詩を書いて発表しました。生涯512編の詩を書きましたが、惜しくも26歳の若さでなくなってしまいました。
 「わたしと小鳥とすずと」「大漁」「星とたんぽぽ」などの詩は、国語の教科書にも、載っています。金子みすゞは「あたたかいまなざし」の持ち主でもあります。その優しさが伝わってくる一編の詩を紹介します。

<strong> 『ゆめ売り』 金子みすゞ

年のはじめに ゆめ売りは、
 よいはつゆめを 売りにくる。
 たからの船に 山のよう、
 よいはつゆめを つんでくる。

そしてやさしい ゆめ売りは、
 ゆめの買えない うら町の、
 さびしい子らの ところへも、
 だまってゆめを おいてゆく。</strong>

これは「はつゆめをゆめ売りが売りにくる」という設定の詩です。「夢売り」の存在は、童謡詩人金子みすゞでないと思いつかないでしょう。この詩をもとに1年生と3年生の教室で、国語兼道徳の学習を行いました。
 ところで、年の初めのお正月に見る夢を初夢といいます。昔から「一富士、二鷹、三茄子」が縁起のいい初夢と言われています。夢の中に出てくるといいですね。
 さて、みなさんは、どんな「初夢」がみたいですか。そして、夢売りが宝船に積んで、よいはつゆめを売りにくるとしたら、どんな初夢がほしいですか。ほしい夢を頭の中に思い浮かべてみましょう。20年後、30年後のこと、大学を出て何かをして働いている頃の自分の姿を思い浮かべてみましょう。たとえば、「J1のサッカー選手になって、ゴールを決めています。」「お花屋さんになって、クリスマス用のシクラメンやポインセチアなどを売っています。」「宇宙飛行士になって、宇宙ステーションにいて、地球を眺めながら、コンピュータを使って連絡を取っています。」ように、動画として「何かになって、何かをしている」自分を頭の中に思い浮かべてみましょう。初夢が「正夢」となり、本当のことになることを願っているのです。
 まず、詩の全文を先生と同じ速さで画用紙に書いていきましょう。(視聴写)そして、繰り返し音読して暗唱しましょう。
 次に、画用紙の裏に宝船を描いて、その上に初夢の入った袋をたくさん積んでみましょう。そして、袋の中に3つくらい初夢を文と絵でかいてみましょう。
 下のような作品ができました。お正月にすてきな初夢がみられるといいですね。(若林)

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