江戸川学園取手小学校

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「心かよう話」校長室から29

感謝のことばというと、普通は「ありがとう」「ありがとうございます」です。一日何回言えるか数えてみる「ありがとうキャンペーン」を張りたいものです。11月23日の勤労感謝の日は、ちょうどいい時かもしれません。「ありがとう」は多発していいことばです。そして、人を気持ちよくすることばです。「ありがとう」は、漢字で書くと「有難う(有り難し)」で「有ることが難しい」という意味ですから、「まれである」とか、「ありえない」ということです。この「ありがとう」の反対の意味を考えてみると、「当然である」とか「あたり前」になります。したがって、手足が使えること、ご飯が食べられること、眠れること、学校に行けることなどは、当たり前のことではなく、心から「ありがとう」と感謝しなければならないこと、つまり「有り難き幸せ」ということなのです。巷では略して「ありしあ」といっています。ときには感謝のことばとして、「有り難き幸せ」と言ってみるのもいいでしょう。

さて、11月の献立表の裏面に、食事への感謝の記事が載っていました。「いただきます」と「ごちそうさま」は、当たり前の挨拶ことばですが、そこにも深い意味があります。

<strong>命への感謝「いただきます」</strong>
 わたしたちが食べているものは、もとをたどれば、すべて生きていたものです。さまざまな動物や植物の命をいただくことで、わたしたちは今、生きているのです。自然の恵みやわたしたちの命をつないでくれる大切な食べ物に感謝する気持ちを表すのが、「いただきます」という挨拶ことばです。

<strong>人への感謝「ごちそうさま」</strong>
 ごちそうさまは漢字で「ご馳走様」と書きます。「馳走」とは「走り回る」という意味です。昔、お客様をもてなすとき、家の者は、いろいろなところを走り回って、食材を探し求め、食べ物を集めてくれました。それを調理して提供しました。これが「おもてなし」です。その人たちへの感謝の気持ちを表すものとして生まれたのが「ごちそうさま」という挨拶ことばです。
 当たり前の挨拶ことば「いただきます」「ごちそうさま」の中に、どれだけ気持ちが込められるかによって、食べ方が変わり、残食に現れます。 (若林)

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